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2021/06/11
動画制作
最近では、動画マニュアルを活用する企業が増えてきています。
ただし、動画マニュアルは、従来の紙媒体の説明書に比べ、機材を用意したり、編集をしたりの作業があり作成が面倒くさいというイメージもあります。
予算をかけることなく、社内で連携を取りながら、スケジュールも調整もできるため、内製で動画マニュアルを作成されている企業もありますが、
通常業務に支障をきたしたくない、機材の準備や編集ソフトを覚えるのが面倒くさいというデメリットから、業務の時間を割くことなく、クオリティが高い動画を求める場合、外部委託をおこなう企業もあります。
まずは、内製、外部委託のメリット・デメリットを紹介します。
動画マニュアルを外部に委託する場合、作成内容によって数万円から~数十万円、場合によっては、数百万円となることもあります。
社内で作成する場合は、機材を用意しなければならないため初回は経費が必要となりますが、作成作業に関しては、全て人件費で賄うことができますので、それ以外にコストはかかりません。
業務を理解している自社で動画マニュアルを作成するため、思い通りの動画マニュアルを確実に制作することができます。
外部に委託した場合、制作会社との相性も関係すると思いますが、
思い通りの動画マニュアルが作成されない可能性があります。
社内で内製する場合は、仮に作成者がわからないところがあったとしても、
すぐに社内連携が取れるため、打合せや情報共有の時間も短くすることができます。
また、何より仕事のことを理解している社員が作成することで、思うように動画マニュアルを作成できます。
外部に委託する場合、構成作成や動画撮影、確認作業に関わる、事前打合せや同行、確認作業等を行わなければならないため、制作会社と予めスケジュール調整や情報共有を行う必要があります。そのため、変更等があった場合に、お互いのスケジュールを合わせなければならないため、簡単にスケジュール変更を行うことは難しくなります。
内製の場合は、スケジュール変更を行わなければならない場合でも、自分の空き時間次第で、調整し作業をすすめることができます。
通常業務の方が優先業務となるため、内製で動画マニュアル作成する場合、
後回しになることが多くあります。そのため、動画マニュアル作成が中々進まなかったり、
終わらせるために残業をしなければならない!なんてケースも多くあります。
動画マニュアル作成は、構成準備、撮影の他に、編集作業もあるため、それなりの時間と労力がかかります。通常業務を行いながら、動画マニュアルを作成する時間の確保が難しいということが難点です。
ビデオカメラなどの機材を揃えるにあたり、コストや利便性を重視ししながらリサーチし選定する時間が必要になります。
コスト面に関しては、外部に委託することを考えると、初回に準備をしてしまえば継続して使用できるので、これから何本も動画マニュアルを作成する場合は、安価に済みますが、
選ぶ機材によっては、高額な費用がかかる場合もあります。
内製で作成する場合、今まで動画制作をした経験がない人が、編集ソフトを覚えながら作成していくことが多いため、動画のクオリティが低くなる可能性があります。
それなりのクオリティの高い動画マニュアルを短時間で作成できるようになるまでは、
人によっても異なりますが時間もかかります。
また、素人が撮影を行うため、手振れがめだったり、照明が暗かったり、アングルが悪かったりとキレイな素材を準備できない可能性があります。
外部に委託することで、打合せや確認作業等の最低限の時間は調整する必要はありますが、
自分で動画マニュアルを編集する必要がないため、通常業務の時間が割かれる心配がありません。
制作会社は当然知識と技術力もありますので、クオリティの高い仕上がりで動画マニュアルを作成してもらえます。
また、機材や編集ソフトなども揃っていますので、自社で準備した機材よりも高品質な動画を作成できます。また、撮影もプロに依頼することで、キレイでわかりやすい素材を撮影してもらえるため、動画のクオリティアップも期待できます。
制作会社にクオリティの高い仕上がりで動画マニュアルを作成してもらえる分、
それなりの制作コストがかかります。
制作内容によって異なりますが、継続して外部に委託する場合は尚更ですが、費用が高額になりますので、予め見積をとって予算を確保する必要があります。
動画制作を専門にしている制作会社ですので、技術的にはクオリティの高い動画は制作できますが、動画マニュアル化したい業務を熟知しているかというとそうではありませんので、意思疎通が上手く出来ていなかった場合は、思い通りの動画マニュアルが作成されない可能性があります。制作会社との相性もあるかと思いますが、事前に情報共有を綿密に行う必要があります。
内製で動画マニュアルを作成する場合は、業務内容を熟知している担当者が動画マニュアルを作成できるため、確認作業含め社内のみで完結出来ます。
外部に委託する場合は、制作会社の選定から、見積依頼、打ち合わせを事前に行わなければなりません。また、希望通りの動画マニュアルを作成してもらうために、資料提供や詳細打ち合わせなどの情報共有を綿密に行う時間が最低限必要になります。
上記で、内製と外部に委託する場合でのメリット・デメリットを紹介させていただきましたが、いかがでしょうか。
続いて、一般的な動画マニュアルの作成方法を紹介します。
初めて動画マニュアルを作成する場合に、準備しておくべきアイテムを紹介します。
最低でも、スマートフォン1台と編集用パソコン、編集ソフトがあれば、動画マニュアルを作成すことは可能です。その他にもあったら便利なアイテムも紹介します。
デジタルビデオカメラがあると、比較的に高画質でキレイな動画を撮影することができます。動画マニュアル作成が未経験の方でも、イベントやお子様の行事会などで、撮影した経験がある方は多いと思います。ビデオカメラは初心者でも比較的に使いやすいカメラです。
ある程度クオリティの高い動画を撮影できるようになるには、知識やノウハウも必要です。まずは、手振れなどに気を付けながら、キレイな素材を撮影することを心がけていきましょう。
ビデオカメラはコストもかかるし、敷居が高いと思われる方には、スマートフォンがおすすめです。スマートフォンのカメラ機能は、十分に高性能であり、撮影が簡単な上に、
編集もアプリを使用できますので、初心者の方には扱いやすく、動画マニュアル作成を行うには一番とっつきやすいのがスマートフォンです。
上記、ビデオカメラやスマートフォンさえあれば、動画マニュアルの撮影ができますが、
手振れや雑音を防止するために便利なアイテムを紹介します。
手ブレを抑えて、好きなアングルで撮影がしやすいため、あったら便利なアイテムです。
種類もたくさんありますので、高さ調整が細かくでき、持ち運び便利な軽量なものがおすすめです。
また、脚の固定方法でおすすめなのは、レバーを開閉して脚を固定する“レバーロック”タイプです。レバーを倒すだけでセッティングできるため、とても簡単にすばやく長さを調整できます。
スマホで撮影する三脚を選ぶ際は、持ち運びやすいコンパクトなモデルがおすすめです。また、撮影シーンに応じて高さを調節できるのかどうかも要チェックしましょう。
脚がフレキシブルに動いて不安定な地面でも安定させられるタイプであると、凸凹な環境でも撮影がしやすくなります。
周りの音やノイズを防止できるため、特に屋外で撮影をする際にはあったら便利なアイテムです。クリップマイク、ピンマイクは、遠距離録音もでき安価な上に、十分周りの雑音を防止してくれます。選ぶポイントは、コードの全長が長いものだと、被写体から遠い距離であっても撮影ができるので便利です。また、スマートフォンでの動画録音は、iPhoneやAndroidのみなど対応機種が限定されているものもありますので、要チェックしましょう。
カメラの振動や傾きとは逆の方向に補正を加え、手ブレを防止するアイテムですので、三脚が使えないような環境でもキレイな映像を撮影できます。
歩きながら撮影を行う場合でも、プロが撮ったようななめらかな映像にすることができるため、初心者の方にはおすすめです。
上記では、被写体を撮影する時に、便利な機材を紹介しましたが、
PCで使用するソフトやシステムなどの使い方動画マニュアルを作成したい場合は、
キャプチャーソフトを予めPCにダウンロードしておくことがおすすめです。
PCから、録画開始操作をするだけで、動画マニュアルを作成したいソフトやシステムの操作手順を簡単に録画できます。
動画編集は、パソコン行う作業の中でも、特に重い作業となります。
動画マニュアルを編集する際に、様々なエフェクト(効果)をかけて編集をしたい場合などは、高いスペックが要求されます。動画の解像度にもよりますが、それなりの高画質な動画を処理する場合などは、ノートパソコンにとって重い処理をすることになりますので、なるべくハイスペックなノートパソコンがおすすめです。
グラフィックボード(ビデオカード)に高性能なものを積んでいるものや、CPUも高性能なものを搭載しているパソコンを用意してください。
動画編集ソフトを選ぶ際には、編集機能だけで選ぶのではなく、動画マニュアルを作成する目的に必要な特徴が備わっているかを確認しましょう。様々な動画編集ソフトがありますので、利用中のパソコン環境に対応しているか、複数の視点を持って選ぶ必要があります。
動画マニュアルを量産する場合は、「テンプレート」に対応したサービスがおすすめです。
動画のテンプレートに合わせて、映像や写真、テキストを入れ替えるだけで、簡単に動画を作成できます。
まずは、無償の標準装備ソフトを試してみるのもいいと思います。Windowsをご利用の方なら「MovieMaker」、Macをご利用の方であれば「iMovie」を使用して動画を作成できます。
動画マニュアルを作成するための手順を紹介します。
手順の流れや動画全体の長さ、伝えるべき要点を予めまとめておくことでスムーズに動画撮影を行うことができます。段取りをしっかりしておくことで、伝えるべきことが明確になるため動画編集時にも役立ちます。
余裕があれば、構成だけでなく、「絵コンテ」を用意しておくこともおすすめです。
絵コンテに、撮影場所、シーンごと、カットごとの表示時間、テロップの内容、表示位置や
BGMの有無、挿入箇所などを記載しておくことで、よりスムーズに撮影から編集までを行うことができます。
構成や絵コンテをもとに、必要な素材の撮影を行います。
カット数が多い場合は、常に構成や絵コンテを確認しながら撮影漏れがないよう注意して撮影をしましょう。また、スマートフォンで撮影する場合は、必ず横向きで撮影することをおすすめします。縦向きで撮影すると動画編集後、左右に余白ができてしまうため、横向きであればキレイに仕上がります。
また、手振れを防止できるため、三脚やスタビライザーがあれば活用しましょう。屋外での撮影の場合は、明るい時間帯に撮影することと、外の雑音を防止できるためマイクを使用することもおすすめです。
また、設備などの操作方法を撮影する場合は、ズーム機能を活用することでわかりやすい動画を撮影できます。また、写真も一緒に撮影しておくと、編集時に、注意点や詳細説明を加える場合、わかりやすくい動画マニュアル作成することができます。
撮影した動画を編集します。編集には大まかに以下のような作業があります。
構成や絵コンテにそって編集を行いましょう。
・映像をトリミングする
(余分な映像をカットする作業です)
・映像にテロップを挿入する
(説明したい手順を文章で挿入する作業です)
・画像を差し込む
(注意点や詳細を説明したい場合に写真を差し込みます)
・映像に音声をつける
(BGMや音声を別取りしたデータを挿入します)
編集が完了したら、最後に書き出しを行います。
書き出しとは、ファイル形式を変えて動画を保存することです。
書き出しを行わないと、編集ソフト中でしか動画マニュアルを確認することができません。
そのため、より多くの人がその動画マニュアルを見られるように、ファイル形式を一般的なものに変える必要があります。
書き出しが終わって完成となりますが、編集漏れがあると、挿入したテロップの位置がずれていたり、音声がぬけていたりと、そういった修正がある場合があるので、完成したデータを共有する前に、必ず最終チェックを行いましょう。社内で連携できる場合は、他の人にも動画マニュアルをみてもらうことで、わかりやすく作成されているか意見をもらうこともできます。修正がある場合は、編集を行い、再度書き出し作業を行います。
完成した動画マニュアルは、共有し視聴してもらわないと意味がありません。
社内で共有しているフォルダやサービスを活用して、なるべく誰もがわかりやすく共有できる環境に保存しましょう。
以上の手順が一般的な動画マニュアルの作成方法になります。
これなら出来そうという方、もしくは、こんなに準備や手順があるなら面倒くさいと思われる方もいると思います。
そういった方におすすめしたい、誰でも簡単に動画マニュアルを作成できる“とっておき”の作成方法を最後に紹介します。
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動画マニュアル配信システム“ITオペレーション”です。
一番の特徴は、“面倒な編集作業が一切不要で動画マニュアルを作成できます!”
また、クラウドサービスですので、作成した動画マニュアルを簡単に共有でき、いつでもどこでも閲覧できます。
用意するものは、最低でもスマートフォンとパソコンがあれば使用可能です。
パソコンも上記で紹介したような高スペックなパソコンは一切不要。
ネットワークと通信さえできればどのようなパソコンでも使用できます。
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