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動画マニュアル作成時 注意点とコツ

2021/07/06

動画制作

今回は動画撮影時の注意点・コツについてお話しできればと思います。

動画マニュアルを作るため撮影した動画を見返してみたときに、「見にくい」「伝えたいことがよく分からない」「車酔いの時のように気分が悪くなった」と思われたことはないでしょうか。

なぜそのような映像になってしまうのか、またそうならないよう注意するべきポイントをお伝えしていきます。

簡単にできるものばかりなので、ぜひ実践してみてください!

上のページに記載のある「業務マニュアル」を作ることを想定してお話させていただきます。

機械や施設の使い方、業務の引き継ぎなどでも役立つ業務マニュアルですが、より資料価値のある動画を制作するために次の4点を意識してみてください。

・動画の中でパートを分ける

・原稿を用意する

・カメラを揺らさない

・【編集】映像内に文字を入れる

どれも基礎的で簡単なことのようですが、ここをしっかりと押さえるだけで映像の見やすさが格段に変わります。

なぜこの4つを意識するべきなのか、今回改めてご説明できればいいなと思います。

動画の中でパートを分ける

これは業務マニュアルを作る際、ぜひ実践していただきたいことです。

説明したい動作をしながらしゃべってしまったり、動作を見せることに集中するあまり口頭での説明がおろそかになっていませんか?

一本の動画の中でも

・口頭だけで説明するパート

・実際に動作を行うパート

に分け、一度に理解しなければならない情報をなるべく少なくすることがおすすめです。

視界に動いているものがあると、どうしてもそちらに目を取られてしまいます。

説明が長くなる場合は特に“ながら”で行わず、一つ一つ確実に伝えることを意識してみてください。

また、しゃべり方にも気を付けてみてください。

ここで声が聞き取りにくいと、せっかくの説明が伝わらずマニュアルを作ったのに人に直接聞いたほうが早い…なんてことになりかねません。

また屋外や機械が動いている部屋などでは雑音が多くカメラが声を拾いづらいため、せっかく動画を撮影しても見返すと何を言っているのか分からず、撮り直しになってしまうこともあります。

スマートフォンなども声を拾う機能はとても優秀ですが、その分声とは別の音を拾ってしまうこともよくあります。

普段会話をする調子ではなく、声を張ることを意識してみてください。

どうしても声がきれいに撮れない場合は、声だけ別で録音したものを映像に重ねてナレーションのようにしてみるのも一つの手です。

この場合は編集ソフトやマイクの購入も必要になりますが、今はネットで安いものを手に入れることもできますので興味のある方はぜひご覧になってください。

映像を揺らさないようにする

動画を見て「気持ち悪い」「酔った」と感じた経験はありませんか?

これは「映像酔い」と呼ばれる現象で、画面の中の視点がぐるぐると変わることにより、車酔いに似た気持ち悪さを引き起こすものです。

ハンディカメラ、スマートフォンなど小型のカメラを持った時に

・立ち位置を定めず動き回る

・カメラをふり回して画角が定まらない

・ズームを多用する

この3つのように、カメラを乱暴に使っていませんか?

画面が動きが多ければ多いほど酔いやすく、また写したいものが定まっていないため見にくい映像になってしまいます。

特にマニュアル作成時には「定点で撮影する」ということがとても重要です。

・カメラマンは立った位置から動かない

・カメラを動かさない

を意識し、物に寄りたいときは

・カメラマンごとカメラを前に出す

・ズームを使用する場合はゆっくりと行う

ことに気を使ってみてください。

つい腕を伸ばしてカメラを被写体に近づけたくなってしまいますが、腕でカメラを支える状態になり手ブレが大きくなってしまいます。

撮影するときには「脇を固める」姿勢でいることを意識してみてください。

脇を開かず、二の腕と体をぴったりとくっつけ、カメラを持つ手が動ける範囲を制限してしまいます。

カメラの視点も胸の前で固定され、安定した状態で撮影を行うことができます。

どうしても揺れる、姿勢を保つのは大変…と思われる方は、一脚や三脚などを使ってみるのはいかがでしょうか。

一脚は

〇持ち運びが簡単

〇撮影しているものが急に移動したときにも追いやすい

△脚が1本しかないので支える必要がある

三脚は

〇自立するのでカメラを支える必要がない

〇アングルを固定して撮影できる

△脚を広げられる十分なスペースが必要

といった特徴があります。

値段や使用用途にあわせて、撮影に役立つものを揃えてみてください。

言うことを整理する

事前に言うことを整理してから動画を撮るようにしましょう。

説明内容をすべて書き出した原稿を用意しておくと、撮影時に「何をしゃべればいいか分からなくなった!」と戸惑う心配もなくなります。

マニュアル動画を撮影していてよく耳にするのが「言うことは頭の中でまとめていたのに、いざカメラを目の前にすると何をしゃべっていいのか分からなくなる」というものです。

撮影されていると意識した瞬間に緊張してしまうのは身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。

また、「いつも使っているものだし、簡単な動作を説明するだけだから原稿がなくても大丈夫!」と1発撮りで撮影に挑み、後々映像を見返すと説明の不足がたくさんあったという失敗談もよく耳にします。

失敗したら撮影しなおせばいい、という心構えでいることも大切ですが、改めてカメラを構え、同じ内容を喋り、手順を辿っていく…という作業は想像以上に時間がかかります。

聞き手に伝わりやすく、理解しやすい動画マニュアルにするためにも、

話す内容や順番を整理して動画を撮影してみてください。

【編集】映像内に文字を入れて説明する

こちらは「動画を編集して見やすくするコツ」になります。

より分かりやすいマニュアル動画を作りたいときには「口頭説明だけではなく、文字での説明を入れる」ことがおすすめです。

<動画の下部にテロップを挿入する>

テロップがあると、聞くだけではなく文を読むことで「何をやっているのか」「何が重要な点なのか」より分かりやすくなります。

また、重要な点を赤枠で囲む・補足説明を吹き出しで入れるなど、少しの工夫でより分かりやすい映像を作ることができます。

雑音が入ってしまい声が聞こえにくい、音を出してはいけない場所でマニュアル動画を視聴したい、といった場合にもテロップなどの文字情報が入っていると便利です。

編集ソフトを用意するのは面倒…という方は、弊社がおすすめするフリーソフトのご紹介、また「動画マニュアル作成サービス」をぜひご活用ください!

いかがでしたでしょうか。

撮影は難しいな、苦手だなと感じられている方もいらっしゃるかもしれませんが、少しの工夫と意識で見やすい映像を撮ることは誰にでも可能です。

高価なカメラを用意しなくても、お手持ちのスマートフォン一台で撮影からマニュアルの作成まで行うことができます。

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