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2021/06/17
動画制作
今回は「動画編集ソフト」についてのお話です。
動画マニュアルなど、動画作成をする際に必要になるものが「動画編集ソフト」です。
ITオペレーションは撮影した動画をそのままアップロードしてマニュアル化することも可能ですが、テロップや画像などを動画に入れ込んで、見返した時に分かりやすい動画を作りたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
また、「撮影した動画の不要な部分を消したい」「動画の切り替わりをかっこよくしたい」「BGMを流したい」などなど、動画を編集する目的は多岐に渡ります。
いざソフトを購入しようとなると、その種類の多さに驚かれることと思います。
実際に「動画 編集ソフト」などで検索してみると、たくさんのソフトが出てきます。
どれを選べばいいのか分からない!安くない買い物だから失敗したくない!と思われることでしょう。
今回は、「これを選べば間違いない!」というソフトをご紹介いたします。なんとプロが使うレベルの機能を無料で使えるソフトもありますので、ソフトを選ぶ際のお助けになれると幸いです。
映像編集なんて今までやったことがない、使っているところも見たことがない、という方にお勧めなのがWondershare Filmora Xです。
インターフェイスが説明調でとても分かりやすく、画像にあるように「ここにメディアファイルをインポートする」と書かれている場所に動画素材をドラッグ&ドロップすれば、自由に編集することができます。また、映像編集ソフトでは動画素材を並べて編集を行う場所を「タイムライン」といいます。Filmoraでは、「ここにメディアやエフェクトをドラッグして動画の作成を開始しましょう。」と書かれているところがタイムラインに当たります。
このようにソフト内で必要な動作を丁寧に説明してくれているので、説明サイトを見て分からない言葉を検索して…という手間をかけることなく、手軽に編集を始めることができます。
またこのソフトのおすすめポイントが、なんといっても「使える素材の多さ」です!
例えば映像内に文字を入れたい場合、「タイトル」「テロップ」「エンディング」など場面にあったテンプレートが数多く用意されています。テンプレートの文字を変更するだけで格好のよいタイトルが完成してしまいます。
また、購入するライセンスによってはFilmstockという素材サイトを使用することができます。
無料版でもソフト内に用意されている素材は使うことができますが、より多くの素材の中からこだわって選びたい場合には加入がおすすめです。
自分でフリー画像を探すとなると、なかなかイメージに合ったものが見つけられずに苦労することが多いので、自由に使える素材が豊富に用意されているのは大きなメリットです。
こちらは使える素材の一例ですが、遊び心もあるソフトです。
クオリティの高い素材を探したり作ったりせず、お手軽に使える動画ソフトは他にないのではないでしょうか。
動画編集を始めたばかりだけどかっこよくて見栄えのする映像を作りたいという方にはうってつけのソフトです。
注意点として、無料版は書き出した動画に「Filmora」の透かしが入り、削除したい場合には有料版のソフトを購入する必要があります。
・SNSにアップするようなおしゃれな映像
「動画編集ソフトといえばこれ!」といえるほど多くの人に知られているソフトです。
Adobe社が開発した動画編集ソフトで、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
7日間の無料体験期間があり、その後は月ごとのサブスクリプション購入になります。
自由度が高く、例えば動画に吹き出しをつけたい!という場合にはほかのソフトで作らなくてもソフト内で完結することができます。
また動画を作成するときには、「雑音が邪魔で音声を聞き取れない」「暗い場所で撮影したので何をしているのか分からない」など、困りごとが出てくると思います。
Premiere Proでは、素材の動画に「エフェクト」をかけることができます。
エフェクトとは、素材に対してかけることのできる効果のことです。インスタグラムで言うフィルターのようなものです。Premiere Proはこのエフェクトの種類が多く、こんなことまでできるんだ!と驚くほど便利な機能が用意されています。
例えば、音声が聞き取れないほどのノイズが入っている動画でもノイズを軽減して肉声を際立たせる、暗い場所で撮影して何をやっているのか分からない動画を明るくして色味の調節も行う、など簡単に行うことができます。
どのソフトにも負けない利点として、Adobeの他製品との互換性が高い点が挙げられます。
「画像を編集したい」「描いたイラストを入れたい」「音声を調整したい」「モーショングラフィックスを入れたい」など、映像に関する各方面で最高レベルの機能を使うことができます。
もちろん映像編集に関してはPremiere Proさえあれば十二分ですが、動画関連のことは音も映像もグラフィックもすべてやってみたい!という方は他のAdobeソフトも使ってみるといいかもしれません。
・実写映像の切り貼り
・セミナー動画
Macのパソコンだけではなく、iPhoneやiPadなどApple製品であれば使用できる動画編集ソフトです。
Macのマイムービーに保存した動画をソフト内で自動的に読み込んでくれるので、編集のたびに素材を保存してフォルダを別にして…という動作をする必要がありません。
タイムラインの扱い方などやや難しい操作もありますが、自由に使うことができる素材がソフト内に数多く用意されています。タイトルアニメーションや背景、切り替わりの効果など、画像にドラッグするだけで簡単に見栄えする動画を作成することができます。
お手軽に動画編集を始めたい方にはうってつけなソフトです。
またiMovie内に自由に使えるテンプレートが用意されているのもうれしい機能です。
MacにiMovieと同じく標準的についている機能として「Garage Band」という音楽作成ソフトがあります。動画にBGMをつけたいとき、Garage Bandで作成した音楽をiMovieに直接送ることで、書き出しをしなくても使えるという連携の便利さがあります。
・短めの動画
・写真のスライドショー
Apple社が提供している編集ソフト
前述したiMovieの多機能版有料ソフトです。iMovieを使い慣れている方は移行もスムーズに行えるのではないでしょうか。
直感的な操作をすることができるということで、初心者の方にも人気が高いソフトです。
見栄えする素材もiMovie以上に充実している印象です。
こちらのソフトは買い切り価格となっており、長く使う場合にはサブスクリプション製品に比べて価格が抑えられるという利点があります。
さらに他ソフトと比べての大きな強みが、Macを作成しているAppleが開発しているソフトなので機材にかける負担がとても軽く、動作も滑らかです。
起動の速さ、メディアキャッシュ(編集中の動画データをこまめに保存する機能)作成の速さ、書き出しの速さはMacで使用するどのソフトよりも早く、ストレスフリーで動画作成をすることができます。
・直感的な編集
「ハリウッドで一番使用されている」と言われる編集ソフトです。
無償版の“DaVinci Resolve”
有償版の“DaVinci Resolve Studio”
がありますが、なんと「無償版でもほかの有償編集ソフト以上の実力がある」と言われるほど機能が充実しているソフトです。
無償版と有償版の大きな違いとしては、有償版では3840×2016の解像度まで、60fpsまでのフレームレートを編集が可能となります。
3840×2016は4K UHDTVとも言い、「テレビ放送で4Kといわれる解像度」です。
PCにインストールするまでは英語での案内となりますが、インストールしたソフトを立ち上げると日本語での選択ができます。
Windows, Mac, LUnixで使用可能なので、
ひとつ前の項目でご紹介したiMovieやFinal CutはMacのみで使用可能なソフトでしたが、DaVinciはOSに関係なく使うことができます。
このソフトはカラーレーディング機能がとても強いソフトです。
カラーレーディングとは、簡単にまとめると「動画の色味を編集する」作業のことです。
スマホで撮影した写真にフィルターをかけるのと同じように、動画の雰囲気を自由自在に変えることができます。
少し動作が重いので、スペックがあまりよくないPCを使われている方にはお勧めできませんが、動画の色彩にこだわりたい方はぜひチェックしてみてください。
今までご紹介してきたソフトはすべて実写映像を切り張りするときに便利なソフトですが、ここでは編集+αができるソフトをご紹介いたします。
「イラストをアニメーションで動かしたい」
「炎や水のエフェクトを実写に合成させたい」
など、実写映像にプラスアルファの効果をつけたいときに使用するのがこちらのソフトです。
弊社作成の動画でも大活躍してくれています。
あくまでエフェクトやアニメーションを加えるのが得意なソフトなので、長尺の動画の編集のみであればPremiere Proなどを使用するのがおすすめです。
Wondershare Filmora Xや、iMovieでご説明したような「かっこいいタイトルの素材」を一から作ってみたい方は、今までご説明したソフトではなくこちらを使用してみてください。
全く操作方法が異なるので慣れるまでに時間はかかりますが、使い方が分かれば表現できる動画の幅が一気に広がります。
以上で6つの動画編集ソフトについてご説明させていただきました。
ひとくくりに「動画編集ソフト」といっても、すべてが同じ機能を持っているわけではなくそれぞれ特色を持っていることが伝われば嬉しいです。
→iMovie、Wondershare Filmora X
→Premiere Pro, Final Cutがおすすめ
→Da Vinci
→Wondershare Filmora X 、After Effects
など、ソフトによって得意な編集が違ってきますので、映像編集の目的をはっきりさせておくとスムーズかと思います。
編集ソフトの導入手順は
上記3つの手順を踏むのがおすすめです!
いきなり③から始めるのも手ですが、無料体験版は期日が決まっているものがほとんどなので、一度にたくさんインストールして全部触れないまま無料期間が終わってしまった!とならないようにしましょう。
また、お使いのパソコンのスペックによってはソフトが動かせない・動画がカクカクする・そもそもインストールできない など、編集にたどり着けないトラブルが起こることもよくあります。
一般的には、・動作環境・推奨環境 といった名前で対応のOSや必要なメモリなど提示されています。購入した後にソフトを使うことができなかった!という事態に陥らないためにも、自分の持っている環境の確認と無料期間の活用をぜひ行ってください。
いかがでしたでしょうか。
動画マニュアルを作るにあたって動画編集はハードルが高いように感じられるかもしれませんが、撮影した動画にほんの少し手を加えるだけで、資料としての価値が高まります。
無料から始められるソフトも上に紹介したもの以外でも数多くありますので、自分が満足できるソフトを探してみてください。
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